保険会社から診療打ち切りと言われた方
このご相談は多いです。もしかしたら一番多いかもしれません。
ムチ打ち(頚椎捻挫)で多覚所見が無いなどの場合、早ければ2〜3か月で加害者側の任意保険会社から一方的に治療費打ち切りの通知を受ける場合があります。
任意保険の会社が交通事故の際に支払い手続きを代行するいわゆる任意一括手続きですが、任意保険会社が立替えて払ったうえで、立替え分を自賠責保険に請求し、相殺します。
自賠責保険の障害部分の保険金額の上限は120万円までとなっていますので治療費等の支払額が上限の120万円に近づき手着たときに打ち切りの通告をしてきます。
では、その対処法はどうすればよいか。
現在病院に支払っている治療費の算定方法を自由診療から保険診療に切り替えればよいのです。交通事故に保険は使えない、と言う人がいますが、それは間違いです。
ただ、打ち切り通告は珍しいことではないので、あらかじめそれを念頭において高額となる検査(MRI)などは早い段階で受けておくことが必要な場合もあります。